瞑想による『空』の体験が深まると、マインドから離れ『気づき』がやってきます。 『気づき』の訪れが、自分自身の本当の姿にたどりつく道なのです。

 
 
『空』から生じてくる『気づき』ともいうべき想念は、純粋で、なんの翳りもありません。
 
それがマインドを通るうちにカルマや時間の概念（過去・未来）が付着して、さまざまな感情や新たな思考を生み出していきます。
 
それによって言葉が生まれ、行動が生じ、新たな現象を創り上げていきます。
 
わたしたちは、そのマインドを自分自身だと信じているのでエゴの世界、自分で色付けした世界を創造していきます。
 
さらにマインドには物事を二元でとらえる仕組みがあり、分別がなされていきます。
 
「良い、悪い」「幸せ、不幸」「楽しい、苦しい」「好き、嫌い」ｅｔｃ…
 
それが今、私たちが『現実』と呼んでいる世界なのです。
 
その『現実』と呼ばれる現象世界では、マインドが幾重にも重なって喜びや悲しみ、葛藤や執着が次々と自分自身のドラマを展開していきます。
 
それを私たちは『生きている』と思っているのです。
 
実はマインドが創り上げた想像上の世界なのに。。。
 

 
『空』から生じてきている想念は『気づき』。
 
それは『空』の導きです。
 
瞑想による『空』の体験が深まるとともに、マインドから離れ『気づき』がやってきます。
 
『気づき』の訪れが、自分自身の本当の姿、『真我』にたどりつく道なのです。
 
多くの方々に瞑想の機会が訪れますように。